デザイン会社とクラウドソーシングの違いとは
デザイン会社にデザインを依頼するメリットってある?
そんなふうに思われたことはないでしょうか。
今は非デザイナーの場合であっても、無料でデザインをするためのツールがたくさんありますし、
デザイナーに依頼する必要は無いのでは? と思われるかもしれません。
そして、料金を安くでデザインしてもらえるサービスもたくさんあります。
クラウドソーシングがまさにその代表例だったりします。
小さな会社さんの場合では、デザイナーに依頼するだけの予算が確保できない場合もあると思います。
決して安価なデザインサービスに依頼してはダメですよ、とお伝えしようとしているわけではありません。
依頼する、しないで悩まれたときに、
参考にしていただけるような、それぞれの特徴をご紹介したいと思います。
クラウドソーシングへ依頼するのに適している場合
「長期目線」ではなく「短期目線」がキーワードになります。
例えば、一度だけ行うイベントの集客用チラシなど、
「長期目線」で「企業価値」を作るなど、「価値」を作るデザインが必要ではない場合です。
目先の集客のみのため、目先の結果を求めるのみのためなど、
どちらかというと使い捨てのデザインで構わない…というような考えの場合は、
安価なデザインサービスが適しているように思います。
日々経営をしていると、使い捨てのデザインで構わない…という場面もあるのではないでしょうか。
そもそもそういった考えの場合は、価格を重視される場合がほとんどですし、
デザイン会社に依頼するという選択肢がそもそもないかもしれません。
デザイン会社に依頼するのに適している場合
デザイン会社の場合、1人のお客さんと長いお付き合いができることを望んでいます。
それは、「短期目線」よりも「長期目線」のお仕事をしていきたいと思っているためです。
短期間での結果ももちろん求めますが、
長期間での積み重ねによってもたらされる効果も同時に計算し、デザインに内包させます。
例えば、世界観やイメージなどをもとに、
統一させたデザインで、さらに今後継続的に発信する視点のもと、工夫を凝らしデザインしています。
会社全体として考え、会社自体の「価値」を上げるためのデザインを提供している場合が多いということになります。
すべてのデザインで統一感を持たせるには、
すべてのデザインを俯瞰して見ることが重要になってきます。
そのため、一つひとつの仕事だけを見ているのではなく、
全体のバランスを考え、より良い効果をもたらすようにデザインしているのが、
デザイン会社の特徴だったりします。
(たまにとんでもないデザイン会社もありますが…汗)
デザイナーの立場でそれぞれをみてみる
今度はデザイナーの立場から見てみますと、
こんなモチベーションでデザインをしているかもしれません。
安価なデザインサービスの場合は、
デザインは、依頼されたデザインを不可なくこなすことを目標にします。
デザイン会社の場合は、
デザインは、お客さんにとっての「資産」となることを目標にデザインします。
デザイン会社への依頼をオススメする場合
こういった時は絶対にデザイン会社に依頼した方が良いという場合があります。
・ 会社を大きくしようとしている時
・ 新しい事業を立ち上げ、長期的に成長させていきたい時
・ 新しく会社を設立する時
これらはいずれも「長期的な視点」が必要な場合です。
予算も必要となりますが、長い目で見ると必ずそれ以上の効果をもたらすはずです。
ここまで、安価なデザインサービスと、デザイン会社に依頼する場合での
それぞれの特徴を見てきました。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
編集後記
早いもので、今日から3月です。
新しい気持ちで3月をスタートしたかったけれど、あいにくの雨。
どんよりとしたスタートとなってしまいました。
株式会社イットデザイン
伊藤 亜希
グラフィック・ウェブデザイナー
ブランディングデザイナー
デザイナー歴24年目。
大阪から兵庫へUターン就職→起業。
主な受賞歴に、日本タイポグラフィ年鑑入選など。
【営業時間】平日9:30〜18:00
【休業日】土日祝 年末年始、旧盆期間
お問い合わせはフォームからお願いいたします。
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