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近江商人の考え方とブランディング

2022.2.28 #ブランディング

最近お客さんと打ち合わせで話をさせていただいていると、

時代の変わり目を感じるようになりました。

それは、ビジネスのやり方は今までと同じではダメで、
変わっていかなければいけないんだと感じることがあるのです。

 

私の場合は、地方で仕事をしていますし、お客さんも地方で商売されていますので、

場所によるものもあり、全てで当てはまるかは分かりません。

しかし、時代の流れはどこの場所にいてもそう大きくは変わらないはずです。

 

 

時代の変わり目? 最近感じること

何を感じたのか?

時代の変わり目を感じるといいましたが、

モノが売れないということに直面した時、今まではあの手この手を駆使して、

売っていたのではないかと思います。

 

マーケティングとは「売るための仕組み作り」ですが、

今まではマーケティングの力のみで売ることができていました。

 

しかし、それだけでは売れなくなってきているのでは…と感じるのです。

 

 

マーケティングだけでは売れない? ではどうするか

これからは、考え方を転換していく必要があるように思います。

近江商人の「三方よし」という考え方があります。

 

「売り手よし、買い手よし、世間よし」というものです。

 

この「世間よし」とは、今でいう「社会に貢献する」ということになり、

この考え方が特に重要になってくるように思うのです。

 

出典元は失念してしまったのですが、

ネット通販でDtoCという形態があります。

 

ミレニアル世代(2000年代に成人または社会人になる世代)では、

購入する際に、ブランドコンセプトを重視する、という割合がとても高かったそうです。

 

このブランドコンセプトですが、

社会という視点を必ず含めて考えます。

 

いわゆる「世間よし」の部分を、それぞれのブランドで提示しているはずなのです。

 

そこをミレニアル世代は重視している。

 

おそらく、その下の世代やこれからの世代もこの考え方を踏襲していくはずです。

 

これからの社会で中心になっていくのは、このミレニアル世代です。

 

という事は、「世間よし」の考え方は、

それぞれの企業で今後必ず持つ必要があるということです。

 

 

これからの時代は、ブランディングが必須

この考え方でいくと、

近い将来小さな企業にとっても、ブランディングを取り入れることが珍しくなくなる時代が

来るのではないかと思うのです。

 

それは何故か?

ブランディングでは、土台として社会における自社(商品や地域の場合等も)の将来像、

社会における存在意義を設定します。

その土台の上に、マーケティングの戦略を考え、コミュニケーションの戦略を考えるのです。

 

「社会における存在意義」を提示した上に、マーケティングをかけ算し、

デザインで想いを伝えていく…ということになり、

これは最強の組み合わせだと思うのです。

 

ブランディングとはまさに、

「売り手よし、買い手よし、世間よし」これを体現するものだったのです。

 

 

最後に

社会の変化のスピードはとても早いです。

SDGsという考え方も、すいぶん浸透していますよね。

 

これからは、「なぜ」そのビジネスがあるのか、「なぜ」その企業が存在するのか、

この「なぜ」の部分を透明化していく、言語化していく必要性があるのだと思います。

 

 

 

編集後記

 

コロナ禍でこんなに大変なのに、なぜ今戦争なのか…。理不尽すぎる。

…毎日モヤモヤしながらも、仕事に打ち込む。

やることがある毎日に、いつも通りに過ごせる毎日に感謝する日々。

顔写真

株式会社イットデザイン
伊藤 亜希

グラフィック・ウェブデザイナー
ブランディングデザイナー

デザイナー歴24年目。
大阪から兵庫へUターン就職→起業。
主な受賞歴に、日本タイポグラフィ年鑑入選など。

【営業時間】平日9:30〜18:00
【休業日】土日祝 年末年始、旧盆期間
お問い合わせはフォームからお願いいたします。

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