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ブランディングにおける「強み」の見つけ方5つの方法

2022.5.18 #ブランディング

ブランディングにおいて、自社の強みの洗い出しは必要不可欠になります。

それは、強みを元にして他社との差別化できるポイントを探り、コンセプトを作っていくことになるからです。

 

となれば、強み探しは避けては通れないと言うことになりますよね。

 

しかしです。この「強み」、なかなか見つけるのは難しいですよね。

 

「弱み」については自社の課題とも重なるため、比較的見つけやすいと思います。

しかし「強み」については、経営者さん自身がまだ気づいていない「潜在的な強み」もあったりするため難しくなってしまうのだと思います。

 

個人に置き換えた場合で考えると、自分自身の強みを客観的に見つめるというのは難しいですよね。

それと同様で、自社を客観的に見つめることがとても難しいということも要因の一つだと思います。

意外と、当たり前にこなしていたことが「強み」の1つであったりする場合も往々にしてあったりします。

 

そこで今回は自社を客観的に見つめながら、強みを探していく5つの方法をお伝えしたいと思います。

ぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

1. 強みを他社との比較から検討する

競合となる他社と自社を比較しながら強みを探していく方法です。

 

まず競合他社の「強み」と「弱み」を調べていきます。

できれば4社以上を検討します。

 

競合他社の「強み」が自社と比較して優れているか、劣っているか確認していきます。

・競合他社の方が優れていれば、それは自社の強みにはなりません(自社 < 他社)

・競合他社の方が劣っていれば、それは自社の強みになります(自社 > 当社)

 

次に競合他社の「弱み」を自社と比較して、自社がその「弱み」の部分を「強み」にできるかを検討します。

 

この部分を「強み」にできると競合他社と大きく差別化できるため、その後のブランディングもやりやすくなります。

 

 

2. 強みを経営資源から検討する

「経営資源」とは何か? ですが、

企業を経営する上で、必要となる資源や資産のことです(そのままですが… )

「ヒト、モノ、カネ、情報」これは一般的な経営資源と言われています。

 

具体的には、

人材。
生産した製品や必要となった機械や設備。
お金いわゆる資産。

顧客データやノーハウなどの情報。
ネットワークや組織力、特許や商標などの知的財産。

あともう一つは時間いわゆるスピード感(速さ)。

 

まず自社で、これら経営資源が何かを考えます。

いわゆる商売として成り立つための支えになっている資源や資産ですね。

それは「強み」である可能性が高いです。一つ一つ洗い出し検討してみましょう。

 

 

3. 強みを歴史から検討する

1. 2. を検討してみても強みが見つからない…。

その時は、一度自社の歴史を振り返ってみましょう。

 

創業してから現在まで様々な苦難があったはずです。

それらをどのように乗り越えてこられたのでしょうか。

その中に強みのヒントが隠されている可能性があります。

 

自社に長い歴史がある場合、そこには必ず「強み」が存在します。

自社の原点に立ち返ることもできるため、歴史の振り返りはお勧めです。

 

 

4. 強みをお客様にヒアリング。
または、今までに言われたことから検討する

客観的に強みを探すために一番有効なのは、自社のお客様に直接

「なぜ自社と取引してもらえるのか」「自社の商品サービスを購入してもらえるのか」を聞いてみることです。

 

こちらが「強み」と認識していない部分を「強み」と感じ、取引されている可能性もあります。

 

直接聞くことが難しい場合は、今までの会話でお客様から言われた感想や意見を思い出してみてください。

その中にも「強み」のヒントがあるかもしれません。

 

 

5. 経営者さん自身の強みから考える

小規模な企業の場合は、「経営者さん自身の強み」が「自社の強み」とリンクすることがよくあります。

経営者さん自身の人柄や技術力やノウハウなどなどです。

 

人の強みを見つけるツールとして有名な「ストレングスファインダー」と言うものもあります。

 

アメリカのギャラップ社が開発したものですが、34の資質の中から上位に来る資質があなたの「強み」となると言うものです。

こういったものの力を借りるのも一つの手です。

 

ちなみに診断の受け方ですが、一番簡単なのは書籍を購入し付属しているアクセスコードから診断を受けるという方法です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

https://amzn.to/39zAj73

 

私自身も以前診断を受けましたが、かなり当たっているな…という印象がありました。

このようにご自身の強みを洗い出してみるのも、自社の強みのヒントとなるかもしれません。

 

 

まとめ

ここまで「強み」の見つけ方5つの方法を見てきました。

1. 強みを他社との比較から検討する
2. 強みを経営資源から検討する
3. 強みを歴史から検討する
4. 強みをお客様にヒアリング。 または今までに言われたことから検討する
5. 経営者さん自身の強みから考える(小規模の場合)

様々な角度から自社の強みを検討できたのではないでしょうか。

 

強み探しはブランディングの大切な第一歩です。

じっくり丁寧にあせらず検討してみてください。

顔写真

株式会社イットデザイン
伊藤 亜希

グラフィック・ウェブデザイナー
ブランディングデザイナー

デザイナー歴24年目。
大阪から兵庫へUターン就職→起業。
主な受賞歴に、日本タイポグラフィ年鑑入選など。

【営業時間】平日9:30〜18:00
【休業日】土日祝 年末年始、旧盆期間
お問い合わせはフォームからお願いいたします。

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