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小さな会社のブランディングについて

2022.2.23 #ブランディング

小さな会社さんで、長くその地域で商売をされているような場合は、

すでにブランド化されている場合が多いように思います。

(意図してブランディングをしていなくても、結果的にブランド化されている状態)

 

事業内容も、その会社で働く経営者さんをはじめ、

スタッフさんの性格なども地域に浸透していて、

○○○といえば○○さんに頼もう!
と、お客さんの頭の中に想起されるような状態になっているのです。

 

ただ、少し問題があるとすれば、

新しい事業を始めようとしたり、事業の方向性を変えようとする時、

良くも悪くも以前のイメージが定着してしまっていて、

イメージをなかなか払拭するのが難しく、

新しい事業や方向性が定着しずらい、ということが起こったりします。

 

こういった場合、

早く新しいイメージに塗り替えたい、早く浸透させたいと考えられると思います。

 

そんな時は、ぜひブランディングに挑戦していただきたいのです。

 

小さな会社でのブランディングについて

ブランディングでは、頭の中でのイメージを塗り替えていきます。

 

この前に確認しなければいけないことがあるのですが、

新しい事業や方向性は、

お客さんに自信を持って届けられるものなのか、

信頼を得られるものなのか、ということです。

 

ここをクリアできていない場合は、そもそもブランド化はできないため注意が必要です。

 

イメージの塗り替えには、まず認知が大切

ではイメージの塗り替えについてですが、

どのように「認知」してもらうか、ということを考えなければいけません。

 

「今までは○○と認知されていたけれど、これからは▲▲と認知されるようになりたい」
というように、

新しい事業や方向性について、頭の中にどのように記憶してもらうのかを考えなければいけません。

 

ここで整理しておきたいことがあるのですが、

・なぜその新しい事業を始めるのか
・その事業をすることで、未来はどのように変わるのか
・それはニーズがあるか、お客さんに受け入れてもらえるのか
・それは競合他社と何が違うのか
・自社の強みを活かせているのか

これらは、考え検討しておく必要があります。

これを元にして、こう認知してもらいたい! というものを決めるためです。

 

何を認知してもらいたいかが決まれば、
「情報を発信」していく必要があります。

 

右脳と左脳に訴える

イメージを塗り替えるには、人間の特性を理解する必要があります。

 

人は、右脳で「なんかいいな。面白そう」と感じ、

左脳で「理解した。わかった」と納得します。

 

まず、右脳の「なんかいいな」を感じてもらうために、

デザインで認知されたいイメージを作っていく必要があります。

 

そして、その内容を言語化することで深く理解してもらえるようにします。

右脳と左脳に訴えかけることで新しいイメージを作っていくのです。

 

 

最初は、現状と目標としている未来像とのギャップを感じると思います。

しかし、そのギャップを埋める活動こそがブランディングなのだと思います。

 

小さな会社さんは、経営者さんの考えが社内に浸透しやすいことが強みです。

ブランディングは、何より経営者さんの「熱い想い」がなければはじまりません。

 

これがなければ、会社のスタッフさんには伝わりませんし、
お客さんにも当然伝わりません。

 

ぜひ熱い想いを出発点にして、新しい事業や方向性をブランディングで浸透させてください。

 

 

 

編集後記

 

地方の小さな会社さんこそ、ぜひブランディングを取り入れて欲しいなぁと思ってます。

私はブログでブランディングについて発信することで、
一人でも多くの経営者さんの目にとまり、
知っていただくキッカケになれば嬉しいなぁ…なんて思っています。

顔写真

株式会社イットデザイン
伊藤 亜希

グラフィック・ウェブデザイナー
ブランディングデザイナー

デザイナー歴24年目。
大阪から兵庫へUターン就職→起業。
主な受賞歴に、日本タイポグラフィ年鑑入選など。

【営業時間】平日9:30〜18:00
【休業日】土日祝 年末年始、旧盆期間
お問い合わせはフォームからお願いいたします。

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